最終章4〜裁き〜

探していた敵をようやく見つけた。
僕とこの子に永久に癒せない傷を与えた敵。
法が裁けないならこの僕が裁く。例え人が人を裁く権利がなくても…人であることを捨てでも。
そう思ってずっと探し続けていた。
ようやく見つけたそれは、
すでに法によって裁かれていた。
やり場のない怒りが、迷走をはじめるのがハッキリと感じられた。
僕はそのとき、彼女の姿を見た気がした。
もう二度と会うことのない、その穏やかな笑顔で彼女は僕にこう言うだろう
『バカな事考えてないで、この子をよろしく。』
最終章3〜法を犯さない罪〜

直接手を下さなければ罪ではないのか?
自ら命を絶てば『勝手な思い込み』で始末されてしまうのか?
人の言葉は、誰かを救えるもの
人の言葉は、誰かを追い詰めるもの
誰もが持っている、誰でも普通に使ってる強力な武器を、人はもっと自覚しなければならないのではないだろうか。
僕らのような悲劇が、きっと世の中では沢山起こっているだろうから。
最終章2〜断崖の前にて〜

海を越え 空を飛び回り地を駆ける。
日常は誰しもそんな事の繰り返し。
そんな日常で僕が見つけた一つの答え…それは、
『あきらめや妥協で選んだ道の先は袋小路か断崖』
という事実。
この断崖を前に僕はあとどれくらい途方に暮れているのだろうか…飛び込む勇気も、引き返す潔さもなく。
最終章1〜読まないでください〜

もしかしたら不愉快になるかも知れません。
この最終章は、僕がここにいられる残りの時間だけ、僕と同じ気持ちで苦しんでいたり、頑張れなくなっている人のために…。
そしてこの休憩所が消えた後も、空を見るたびフーッと一息ついてもらえるように…。
一つの 答え をだそうと思う。